練習方法 全面基礎打ち
皆さんは普段の練習時、どのような基礎打ちを行っていますか?
人数や時間の関係上、大半の方がコートの縦半面や縦3分の1の範囲内で15分程度の基礎打ちを行っているのではないか、と思います。ですが実際の試合ではクロス方面への返球や、コートの右サイドから左サイドまで動かなければならなかったり、、動かなくても自分の場所に毎回球が来る。なんてこと、そうそうないですよね💦(;^ω^)
今回はそのような状況も考慮に入れて行う、応用編の基礎打ちをご紹介します!!
時間のある方、基本練習をしっかりと行いたい方、動いて打つことが苦手な方、コースががなかなか安定しない方等、様々なバドミントンプレイヤーに参考にしていただければと思います✨😊
目的
・コントロール強化
・スタミナ強化
・ラリー力強化
・ステップ、フットワークを使用しながら実践的な動きを身につける
・自分の苦手なショット、コースを知り、改善する
・ミスを減らす
・ただ楽に打つ基礎打ちからのステップアップ
やり方
基礎打ちは2人1組になって行います。コートには2組ずつ入ります。
打つ球の種類は一般的な基礎打ちとほぼ同じで、ドライブ、カット、プッシュ、クリア、ヘアピン、スマッシュですが、それぞれ少しやり方が異なりますので1つずつ説明していきます。
2分半毎を目安に、場所を交代したり、次の項目に移りましょう。
以下、Aとa・Bとbがペアを組んで練習する想定で説明します。
〈 ドライブ 〉
まずはコートの縦半面で向かい合い、ストレートドライブの練習。右サイド、左サイドでそれぞれ行います。ストレートドライブが終わったら次はクロスドライブの練習。ペアの片方だけ立ち位置を逆サイドへ移動して、ペアとクロスで向かい合い打ち合います。その後逆クロスも同様に行います。
① ストレートドライブ

コートのサイドラインに沿ってドライブを打ち合う。
お互いなるべくネットからシャトルが浮きすぎず、サイドラインぎりぎりを狙って打つように心がける。利き腕が同じ人同士がペアの場合は、どちらかがフォア側、もう片方がバック側で打つことになる。
時間が来たら、同じコートのもう1組のペアと場所を入れ替えて(AとB・aとbの位置をそれぞれ入れ替えて)、逆サイドで同じように行う。
※余裕があれば、打った後にセンターライン付近に戻ってまたサイドで打つという風に、横移動のステップを取り入れながら行ってみると尚良い。
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② クロスドライブ

相手のクロス側に立ち、クロスでドライブを打ち合う。利き腕が同じ人同士がペアの場合は、2人共フォア側、または2人共バック側で打つことになる。
時間が来たら、同じコートのもう1組のペアと場所を入れ替えて(AとB・aとbの位置をそれぞれ入れ替えて)、逆サイドで同じように行う。
※慣れないうちはセンターラインに近い位置でのクロスの打ち合いでも良いが、慣れてきたらなるべくお互いにサイドラインぎりぎりを狙ってシャトルを打つようにする。
〈 カット 〉
シングルスコートのサイドラインの範囲内で横の動きを取り入れながらのカットやロブ練習(ストレート及びクロス)。4人でコートを使用する場合、カットを打つ人の前方に別ペアの一人がロブを打っているような状態になる。だが前方は気にせずにサイドの幅を存分に活かそう!
③ ストレートカットクロスリターン

1人はストレートカットを打ち、相手はクロス方向にロブを打つ。
カットを打つ方は後方で、ロブを打つ方はネット前で、それぞれサイドから逆サイドの横移動が必要になる。
※慣れないうちは自分から見て大体ストレート、大体クロス、のコースを狙うだけで良いが、慣れてきたらカットもロブもコートの隅々を狙って打てるように試みよう!また、サイドから逆サイドにそのまま直線的に向かうのではなく、一度センターに戻る動きをいれよう!
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④ クロスカットストレートリターン
先ほどとは逆のパターンで、1人はクロスカットを打ち、相手はストレートロブで返球する。
〈 プッシュ 〉
コートの縦半面で向かい合い、半面の範囲内でストレートプッシュクロスリターン、クロスプッシュストレートリターンの練習。
⑤ ストレートプッシュクロスリターン

プッシュを打つ人は半面コート内で相手のフォア側もしくはバック側にストレートプッシュを打ち、相手は打たれた逆側へクロスレシーブをする。
プッシュを打つ方もレシーブを打つ方も、フォア側とバック側に交互に球が来ることになる。
※慣れないうちはスピードは遅くても良いので、コンパクトな振りを心掛けてコントロール重視で行おう。プッシュやレシーブはバックハンドで打ってもフォアハンドで打ってもどちらでも良いが、できればどちらともできるように、フォア打ちバック打ちを織り交ぜて練習しよう。
⑥ クロスプッシュストレートリターン
先ほどとは逆で、半面コート内でプッシュはクロスに、レシーブはストレートに打つ。
〈 クリア 〉
シングルスコートのサイドラインの範囲内で横の動きを取り入れながらのクリア練習(ストレート及びクロス)。4人でコートを使用している場合、クリアを打つ人の前方に別ペアの一人が次の項目のヘアピンを先に打っているような状態になる。
⑦ ストレートクリア(相手はクロスクリア)

コートの後方で横に移動しながら、1人はストレートにクリアを打ち、相手はクロス方向にクリアを打つ。
時間が来たら、ストレートとクロスそれぞれ打つ方を交代する。
※慣れないうちは自分から見て大体ストレート、大体クロス、のコースを狙うだけで良いが、慣れてきたらコートの隅々を狙って打てるように試みよう!
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〈 ヘアピン 〉
4人でコートを使用する場合、別ペアがクリアをしているタイミングで、そのコートの前半分でヘアピンを行う。なので、プッシュ→クリア→ヘアピンの順に打つペアと、プッシュ→ヘアピン→クリアの順に打つペアが半々になる。
⑧ ストレートヘアピン(相手はクロスヘアピン)

シングルスコートのサイドラインの範囲内で横の動きを取り入れながらのヘアピン練習(ストレート及びクロス)。サイドの幅を存分に活かそう。
時間が来たら、ストレートとクロスそれぞれ打つ方を交代する。
※慣れないうちは自分から見て大体ストレート、大体クロス、のコースを狙うだけで良いが、慣れてきたらコートの隅々を狙って打てるように試みよう!
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〈 スマッシュ 〉
まずはコートの縦半面で向かい合い、ストレートスマッシュの練習。今度はペアの片方だけ立ち位置を逆サイドへ移動してクロスに向かい合い、クロススマッシュの練習。
⑨ ストレートスマッシュ

一般的な基礎打ちでよく行うような、連続スマッシュ。
スマッシュを打つ側はなるべく相手のレシーブが上がってきた位置からストレートにスマッシュを打つようにする。
時間が来たら攻守交替する。
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⑩ クロススマッシュ

相手とクロスに向かい合い、スマッシュを打つ側はクロススマッシュを連続で打ち、レシーブ側は高めのクロスレシーブをする。
時間が来たら攻守交替する。
さらにクロススマッシュの際は、逆サイドでも同じようにスマッシュとレシーブを1回ずつ行う。
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アドバイス
💡急いで決めようとせず、まずは繋げる意識、正確に相手に返球するという意識を持とう!!
💡カット、クリア、ヘアピン等、多く移動する必要がある時、つい動くことに気持ちが集中して、ラケットワークやショットの精度が下がりがちになる人が多い。コースを狙って打って、センター付近に戻り、なるべく相手が打ってから動き始めるように心掛けよう!!
Let’s try!!
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