フランスオープン 2019/10/24(各種目2回戦)の結果 バドミントン
Yonex French Open 2019
HSBC BWF World Tour Super 750
10/24は2回戦の試合が行われました。
日本勢は1回戦を勝ったのが、MSが3人全員、WSが4人中2人、MDとWDが4組中3組、XDが4組中2組です。全種目半数以上2回戦進出を決めており、日本のレベルの高さ・好調さが示されています。
Yonex French Open 2019(フランスオープン2019)の日程
日本人選手の試合結果
MS
桃田 賢斗[1] vs Hans-Kristian Solberg VITTINGHUS(デンマーク)
〇桃田 賢斗 | 17-21 | ●Hans-Kristian Solberg VITTINGHUS(デンマーク) |
21-19 | ||
21-4 |
5大会連続優勝・27連勝中の桃田選手(世界ランク1位)はVITTINGHUS選手(世界ランク29位)と対戦。前週のデンマークオープンも優勝しているため、やはり疲れがあるのでしょう。1ゲーム目は序盤から1-8と大きく引き離され14-14でいったん追いつくもののまた逃げられ一度もリードを奪うことができず落としました。2ゲーム目も基本的にリードされる展開でかなり苦しい展開が続きました。16-19まで進み敗北寸前までいきましたが、ここから驚異の5連続得点で逆転!ファイナルゲームは2ゲーム目までで体力を使い切ったビッティンフス選手が完全に折れ、21-4と一方的なゲームとなって逆転勝利!連勝を28に伸ばしました。
ただ、明日は桃田選手を毎度苦しめるギンティン選手が相手。明日も相当厳しい戦いになると思われます。

ここまで疲労している桃田選手を見ることはほとんどないというくらい疲れていましたね。相手のスマッシュをダイビングキャッチした後腕立て伏せをする姿は、自分を必死に鼓舞しているように見え涙が出そうでした。
西本 拳太 vs Anders ANTONSEN(デンマーク)
●西本 拳太 | 19-21 | 〇Anders ANTONSEN(デンマーク) |
18-21 |
西本選手(世界ランク13位)は世界選手権銀メダリストのアントンセン選手(世界ランク5位)と対戦。過去1勝4敗と苦手としている相手でした。今回も粘り強く食らい付きましたが、終盤はずっと2, 3点差を追いかけ、最後まで追いつくことができずストレートで敗退しました。
常山 幹太 vs Viktor Axelsen(デンマーク)[7]
●常山 幹太 | 9-21 | 〇Viktor Axelsen(デンマーク)[7] |
21-11 | ||
15-21 |
常山選手(世界ランク15位)は元世界王者のアクセルセン選手(世界ランク6位)と対戦。1ゲーム目は圧倒的な点差を付けられ落としました。2ゲーム目は取り返したものの、3ゲーム目はまた、勢いで押し切られファイナルゲームの末敗退しました。やはり格上の選手の一ゲーム目を取られるとシングルスはかなり勝つのが厳しくなってしまいますね。
WS
山口 茜[2] vs Pornpawee CHOCHUWONG(タイ)
〇山口 茜[2] | 21-9 | ●Pornpawee CHOCHUWONG(タイ) |
21-18 |
2大会連続優勝を達成した後、怪我の影響もあり、4大会連続で初戦敗退している山口選手(世界ランク2位)はCHOCHUWONG選手(世界ランク15位)と対戦。世界ランクでは山口選手が上ですが、直接対決では1勝3敗と苦手としている相手でした。1ゲーム目は最初から4連続得点、4-2からなんと12連続得点で16-2とし、1ゲーム目を先取しました。2ゲーム目はミスも目立ち11-18とファイナルゲーム突入かと思いきや、ここでスピードを上げ再び10連続得点で21-18と試合をひっくり返し、苦手のCHOCHUWONG選手にストレート勝ちしました!!復調しつつあるのか!明日以降も期待ですね!
奥原 希望[3] vs Carolina Marin(スペイン)
●奥原 希望[3] | 18-21 | 〇Carolina Marin(スペイン) |
17-21 |
奥原選手(世界ランク3位)はリオ五輪金メダリストのマリン選手(世界ランク17位)と対戦。前十字靭帯断裂の大怪我から復帰して国際大会4戦目のマリン選手は奥原選手との対戦が3戦目。残りの1戦には奥原選手は出場していないため、二人の揃う大会ではすべてで当たっている二人。何か縁を感じますね(;^ω^)
先週のデンマークオープンでは準決勝で対戦し、ファイナルゲームの末に奥原選手が勝利をおさめていましたが、今回はマリン選手のサイドラインに乗る鋭いショットを拾いきれないことも多く、ストレートで敗退しました。
MD
遠藤・渡辺[5] vs 井上・金子
〇遠藤 大由・渡辺 勇大【ワタエン】[5] | 21-14 | ●井上 拓斗・金子 祐樹【イノカネ】 |
21-13 |
ワタエン(世界ランク6位)はイノカネ(世界ランク24位)と対戦。チームメイトとはるばるフランスのパリで試合をするというのは、どういった気分なのでしょうか?そんな経験一生ないであろう私には分かりませんが、フランスまでいって2回戦でチームメイトと当たるのは、あんまり両者面白くないような・・・?
お互い手の内を知り尽くしている両者ですが、ワタエンの非常に高いレシーブ力を前にイノカネは決め手がなくストレートで敗退しました。
園田・嘉村[4] vs LEE・WANG(台湾)
〇園田 啓悟・嘉村 健士【ソノカム】 | 21-12 | ●LEE Yang・WANG Chi-Lin(台湾) |
16-21 | ||
21-14 |
ソノカム(世界ランク4位)はLEE・WANGペア(世界ランク9位)と対戦。先週のデンマークオープンでも対戦しており、ファイナルゲームの末勝利していました。今回もファイナルゲームには突入しましたが、最後は安定した試合運びで勝利!最近調子を上げているように見えるソノカム。このまま勝ち上がっていってほしいですね!
WD
永原・松本[1] vs Emilie LEFEL・Anne TRAN(フランス)
〇永原 和可那・松本 麻佑【ナガマツ】[1] | 21-17 | ●Emilie LEFEL・Anne TRAN(フランス) |
21-9 |
世界女王のナガマツは地元フランスのLEFEL・TRANペア(世界ランク30位)と対戦。力の差を見せつけ圧勝しました。
福島・廣田[2] vs DONG・FENG(中国)
〇福島 由紀・廣田 彩花【フクヒロ】[2] | 21-12 | ●DONG Wen Jing・FENG Xue Ying(中国) |
21-14 |
フクヒロ(世界ランク3位)はDONG・FENGペア(世界ランク22位)と対戦。こちらも力の差を見せつけストレートで勝利しました。
髙橋・松友[3] vs STOEVA・STOEVA(ブルガリア)
●髙橋 礼華・松友 美佐紀【タカマツ】[3] | 18-21 | 〇Gabriela STOEVA・Stefani STOEVA(ブルガリア) |
21-15 | ||
18-21 |
タカマツ(世界ランク4位)はSTOEVA姉妹(世界ランク10位)と対戦。過去4勝1敗と勝ち越してはいますが、前回の対戦はちょうど去年のフランスオープン。そしてその時が唯一の黒星でした。一年越しのリベンジなるか注目していましたが、主審の疑惑の「コレクションイン*」もあり、乱れてしまったタカマツがファイナルゲームの末敗退してしまいました。
*)コレクションとは、線審が『明らかに』間違ったジャッジをしたときに主審が訂正できるものです。度々このコレクションが物議を醸します。主審は線審と異なり、そのラインの直線上からジャッジする立場ではないため、余程大きくアウトしていたり、思いっきりインだったりする場合以外は正しく見えていないはずです。今回も遠めから見ると際どい場所にシャトルは落ちており、STOEVA姉妹も自分たちのショットがアウトであるという判定に、納得しているように見えましたが、これを主審がインに変更したためもめたのです。ラインを見ている人がいる場合はあまり行使しない権利とも言えます。
XD
渡辺・東野[3] vs TABELING・PIEK(オランダ)
〇渡辺 勇大・東野 有紗【ワタヒガ】[3] | 21-14 | ●Robin TABELING・Selena PIEK(オランダ) |
19-21 | ||
21-8 |
ワタヒガ(世界ランク3位)はTABELING・PIEKペア(世界ランク15位)と対戦。対戦成績は0勝1敗と未勝利の相手でしたが、2ゲーム目の終盤に連続失点しひっくり返された以外は終始ワタヒガがリードする展開で、ファイナルゲームまでいきはしましたが、実力差を示せた試合だったのではないかと思います。
保木・永原 vs LAMSFUSS・HERTTRICH(ドイツ)
〇保木 卓朗・永原 和可那【ホキナガ】 | 21-18 | ●Mark LAMSFUSS・Isabel HERTTRICH(ドイツ) |
21-16 |
ホキナガ(世界ランク20位)はLAMSFUSS・HERTTRICHペア(世界ランク21位)と対戦。第7シードを昨日倒し、勢いに乗っている相手でしたが、丁寧なプレイで主導権を握りストレートで勝利!今年の1月以来、実に9か月ぶりに準々決勝進出です!
PLAY Of The Day
Play Of The Dayはチョウティエンチェン選手とンカロン選手の試合から。
まとめ
大会3日目。各種目2回戦が行われました!日本からは13組が出場し8組が準々決勝に駒を進めました!
Super750と格の高い大会であり、それぞれがどれだけポイントを獲得できるかに注目ですね!
ガンバレ!バードジャパン!
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