東京五輪レース(オリンピックレース) 代表選考 途中経過 10/1 バドミントン

2019/4/29~始まった東京五輪レースの途中経過を解説します!
このオリンピックレース中に3つしかないSuper1000の大会のうちの1つである中国オープンが開催され、その翌週にはSuper500の韓国オープンが開催され、多くのポイントを獲得した選手たちがいます。そこで第3回となります、オリンピックレースの途中経過を掲載します。
過去の途中経過は以下!
第1回 東京五輪レース(オリンピックレース) 代表選考 途中経過 8/6
第2回 東京五輪レース(オリンピックレース) 代表選考 途中経過 8/27
東京五輪の各種目の日本代表は誰になるのか!

世界ランキングの仕組みを知りたい方は以下からどうぞ!!
BWF世界ランキングのポイントの計算システムについて解説

種目ごとのオリンピックレース状況

MS(男子シングルス)

※東京五輪ランクの矢印と数字は前回(8/6)と比べてのランク変動幅。
例) 5↑4 の場合、現在のオリンピックレースのランクが5位、前回から4ランクアップを示しています。

東京五輪ランク Player ポイント 大会数 国別順位
1 台湾 CHOU Tien Chen 67398 9 1
2↑1 日本 桃田 賢斗 61518 6 1
3↓1 インドネシア Jonatan CHRISTIE 51508 8 1
4 香港 NG Ka Long Angus 47662 10 1
5↑2 インドネシア Anthony Sinisuka GINTING 46272 8 2
6↓1 デンマーク Anders ANTONSEN 46250 6 1
7↓1 マレーシア LEE Zii Jia 44275 10 1
8↑1 インド SAI PRANEETH B. 39770 9 1
9↑1 台湾 WANG Tzu Wei 37930 11 2
10↓1 タイ Kantaphon WANGCHAROEN 37299 8 1
11↑4 中国 CHEN Long 35560 7 1
12↑1 日本 常山 幹太 34330 8 2
13↑1 日本 西本 拳太 31653 9  

1位は韓国オープンで準優勝したチョウ・ティエンチェン選手がキープ!
そして2位は中国オープンで優勝を果たし、翌週の韓国オープンも優勝と2週連続優勝を達成した日本の桃田選手!出場大会数が6とトップ10にいる選手の中では最も少ないにも関わらず2位につけています。9大会出場している1位のチョウティエンチェン選手とも約5800ポイント差と、1位になるのも時間の問題といった感じです!参加大会数が10を超えた選手も出てきているのでここからは順位の変動は少なくなっていくと思われます。

中国オープン・韓国オープンと2週続けて優勝した桃田選手
中国オープン・韓国オープンと2週続けて優勝した桃田選手

では次に、日本の二番手争いに注目してみましょう。中国オープンベスト8・韓国オープン1回戦負けの常山選手が8820ポイントを獲得。中国オープン1回戦負け・韓国オープン1回戦負けの西本選手が6600ポイントを獲得しました。その結果わずかですが2人の差が開きました。出場大会数も常山選手が1つ少ないので6000ポイント程度常山選手がリードしていると考えていいでしょう。
この東京五輪レースが始まる前は西本選手がリードしていたのですが、最近の結果では立場が逆転してしまっています。西本選手最近あまり勝てていませんからね・・・。チームメイト2人で1つの椅子を奪い合うので非常にやり辛いでしょうが、後悔の無いように頑張ってほしいですね。

オリンピックレース13位の常山 幹太 選手
オリンピックレース12位の常山 幹太 選手
オリンピックレース13位の常山 幹太 選手を僅差で追う西本 拳太 選手
オリンピックレース12位の常山 幹太 選手を僅差で追う西本 拳太 選手

次に、非常に厳しい状況になってしまっている、中国に注目してみましょう。ここ3回の五輪ではすべて中国選手が金メダルを獲得しています(2008:リンダン 2012:リンダン 2016:チェンロン)。ですが、シーユーチー選手の怪我の影響で、中国の中で一番手がチェンロン選手で11位、二番手が18位のリンダン選手と苦戦を強いられています。二人ともベテランの域に達しているため、ここから急にランクを上げることはあまりないかと思われます。
シーユーチー選手も中国オープンで一時復帰する気配がありましたが、怪我が完治しておらず一回戦負け・・・。いつ復帰できるか分からない状況です。
替わりにランクを上げている若手選手もいないので、誰が中国から東京五輪に出場することになるのか目が離せません!

WS(女子シングルス)

東京五輪ランク Player ポイント 大会数 国別順位
1 中国 CHEN Yu Fei 64605 8 1
2↑3 タイ Ratchanok INTANON 53245 8 1
3 カナダ Michelle LI 52885 11 1
4↓2 日本 奥原 希望 50176 7 1
5↑4 台湾 TAI Tzu Ying 48345 6 1
6↓2 インド PUSARLA V. Sindhu 47114 7 1
7 韓国 AN Se Young 44367 11 1
8↓2 日本 山口 茜 43600 7 2
9↑5 インドネシア Gregoria Mariska TUNJUNG 39120 10 1
10↑7 日本 髙橋 沙也加 36040 8  
23↓3 日本 大堀 彩 28790 8  

WSはMSと比べると順位の変動が非常に激しいですね。
1位は、中国オープンで3位、韓国オープンベスト8のチェン・ユーフェイ選手が変わらずキープ。2位以下との差も1万ポイント以上開けています。2位は、中国オープンベスト8, 韓国オープン準優勝インタノン選手が3ランクアップ。3位はミシェル・リー選手がキープしていますが、10大会に達し、少し下に出場大会数が10未満の選手が複数人いるため、もう少し順位は下がるかと思います。

4位が奥原選手中国オープンでは同大会で復活優勝を果たしたカロリーナ・マリン選手と一回戦で当たり敗退、韓国オープンはベスト8と成績を残せなかったため、2ランクダウンですが、まだ4位に付けています。5位は4ランクアップで中国オープン準優勝、韓国オープンベスト4と少し調子を上げてきたタイ・ツーイン選手。

8位は山口選手。腰の怪我の影響で世界選手権・中国オープン・韓国オープンと3大会連続で初戦敗退で一時期2位だったランクもここまで落ちてしまいました。しかし、完治したらまたランクを上げていくことでしょう。
10位は中国オープン3位、韓国オープンベスト8と奮闘した髙橋 沙也加選手が7ランクアップで一気に10位へ!山口選手との差をかなり縮めました!一方で大堀選手は3ランクダウンで23位とかなり苦戦しています。

MD(男子ダブルス)

東京五輪ランク Player ポイント 大会数 国別順位
1 インドネシア Mohammad AHSAN 63207 8 1
Hendra SETIAWAN
2 中国 LI Jun Hui 61850 8 1
LIU Yu Chen
3↑1 インドネシア Marcus Fernaldi GIDEON 57383 7 2
Kevin Sanjaya SUKAMULJO
4↓1 日本 嘉村 健士 55973 9 1
園田 啓悟
5↑8 韓国 CHOI SolGyu 50949 10 1
SEO Seung Jae
6↑9 インドネシア Fajar ALFIAN 46840 8 3
Muhammad Rian ARDIANTO
7↓1 日本 遠藤 大由 45133 9 2
渡辺 勇大
8↓3 台湾 LEE Yang 44758 12 1
WANG Chi-Lin
9↓2 インド Satwiksairaj RANKIREDDY 41100 9 1
Chirag SHETTY
10↑11 マレーシア GOH V Shem 39670 9 1
TAN Wee Kiong
16↓4 日本 保木 卓朗 33910 7 3
小林 優吾

中国オープン準優勝アッサン・セティアワンペアが1位をキープ。中国オープン・韓国オープン共に3位のリー・リュウペアも2位をキープ。中国オープン優勝、韓国オープンベスト8のギデスカが1ランクアップで3位に。上位はそこまで大きな変動はありませんでした。

4位は中国オープンベスト8, 韓国オープン準優勝ソノカム。1つランクは落としていますが上位に位置しています!5位は最近MD1位のギデスカと大熱戦を繰り広げ躍進しているチョイセオペア、6位には中国オープン3位、韓国オープン優勝と大躍進中のアルアルペアがそれぞれ10位近くランクを上げています。

そして7位には1ランクダウンのワタエン。最終的に8位以内に入るにはおおよそ65000ポイント~70000ポイント必要なのでもう少しポイントを稼いでおきたいところです。ホキコバは山が悪く中国オープン韓国オープン共に初戦敗退だったため、ランクを4つ落とし16位としています。

男子ダブルスはインドネシアペアが8位以内に3つと、強さを発揮しています。ワタエン・ホキコバがどれだけ上位の争いに食い込めるか注目です!

WD(女子ダブルス)

東京五輪ランク Player ポイント 大会数 国別順位
1 日本 福島 由紀 64085 9 1
廣田 彩花
2↑1 日本 松友 美佐紀 60473 9 2
髙橋 礼華
3↑2 韓国 KIM So Yeong 54869 10 1
KONG Hee Yong
4↓2 日本 松本 麻佑 53585 9  
永原 和可那
5↓1 中国 DU Yue 52170 9 1
LI Yin Hui
6 インドネシア Greysia POLII 48440 9 1
Apriyani RAHAYU
7 中国 CHEN Qing Chen 39157 7 2
JIA Yi Fan
8↑1 韓国 LEE So Hee 37432 8 2
SHIN Seung Chan
9↑5 タイ Jongkolphan KITITHARAKUL 32130 9 1
Rawinda PRAJONGJAI
10↑1 カナダ Rachel HONDERICH 31880 13 1
Kristen TSAI
14↑9 日本 志田 千陽 32130 7 4
松山 奈未
15↑15 日本 櫻本 絢子 31880 8 5
髙畑 祐紀子

中国オープン3位のフクヒロが1位をキープ!続いて中国オープン準優勝、韓国オープンベスト8のタカマツがワンランクアップで2位に。そして中国オープン、韓国オープン2週連続で苦手とする韓国ペアに敗れ、2回戦敗退となったナガマツは順位を2つ落とし4位という結果になっています。日本勢3ペアの差が4000程度から10000以上一気に開きました。ナガマツが少し置いて行かれていますが、まだまだ取り返す余地は十分にあります。
日本のトップ3ペアに割り込んできたのが韓国のキムコンペア韓国オープン優勝もあってランクを2つ挙げています!

女子ダブルスのトップ10はここからは東京五輪レースのランキングの変動は少なくなっていくでしょうが、日本の2枠をどのペアが取るのか、韓国・中国は2枠取れるか等、まだまだ東京五輪に向けて目が離せない状況が続きます。

韓国オープンで共にベスト4に残ったシダマツとサクタカが9ランクアップ・15ランクアップと大きく順位を上げて14位、15位に付けています。上3つのダブルスが強すぎてなかなか追い付くのは難しいでしょうが、少しでも差を埋めれるように頑張ってほしいですね!

XD(混合ダブルス)

東京五輪ランク Player ポイント 大会数 国別順位
1 中国 WANG Yi Lyu 68632 8 1
HUANG Dong Ping
2 中国 Zheng Si Wei 62752 6 2
HUANG Ya Qiong
3↑5 タイ Dechapol PUAVARANUKROH 52233 7 1
Sapsiree TAERATTANACHAI
4↓1 日本 渡辺 勇大 50739 8 1
東野 有紗
5 マレーシア CHAN Peng Soon 48290 9 1
GOH Liu Ying
6↑9 韓国 SEO Seung Jae 47768 9 1
CHAE YuJung
7 インドネシア Hafiz FAIZAL 47711 10 1
Gloria Emanuelle WIDJAJA
8↓4 インドネシア Praveen JORDAN 47037 9 2
Melati Daeva OKTAVIANTI
9↑1 香港 TANG Chun Man 43756 9 1
TSE Ying Suet
10↓1 ドイツ Mark LAMSFUSS 39373 11 1
Isabel HERTTRICH
25↑14 日本 金子 祐樹 25540 6 2
松友 美佐紀

中国オープン準優勝ワンイリュー・ファンドンピンペアが1位をキープ。2位は中国オープン優勝韓国オープン準優勝ジェンシーウェイ・ファンヤチョンペアが位置しています。中国オープン3位、韓国オープン優勝デカポール・サプシリーペアがワタヒガを抜いて3位にランクアップ。そして4位は2週連続でSEO・CHAEペアに敗れベスト8だったワタヒガが付けています。

世界ランクトップ4組
前列左からサプシリー(東京五輪レース3位), ヤチョン(2位), ドンピン(1位), 東野(4位)
後列左からデカポール(3位), シーウェイ(同2位), 渡辺(同4位), イリュー(同1位)

XDは上位4組が安定して成績を残し続けています。
この1ヵ月で大きくランクを上げてきたのは、韓国のSEO・CHAEペア。中国・韓国オープン連続でワタヒガに打ち勝ち3位に入ったため、ランクを9つ上げて6位に。
金子・松友ペアも2週連続でベスト8に入ったことでランクを14上げて25位へジャンプアップ!
XDは上位が毎回安定して勝ち上がるため、5~8位のポイントが他の種目より低くなる傾向があり、6万ポイント付近が8位の目安になっています。6大会で25540の金子・松友ペアも十分五輪出場の可能性を持っています

まとめ

五輪出場権争いが熾烈なのは、MSの同チーム(トナミ運輸)所属の常山選手西本選手、WSの奥原選手と山口選手と高橋選手、MDのソノカムワタエンホキコバ、WDのフクヒロナガマツタカマツの4つです。MS, MD,XDは出場枠を2つ獲得できるかどうかもかかっているので、これからの戦いも目が離せません!!

ガンバレ!バードジャパン!